リモカマガジン第23号


今日からできる!ペット防災/防災に役立つ♪便利グッズ

  災害
 もうすぐ、東日本大震災から4年が経ちます。これまで、防災に関するさまざまな対策がたてられてきましたが、ペットの防災は十分でしょうか。ペットの防災は、災害が起こってからでは遅いのです。普段からできる、ペットの災害対策について考えてみましょう(*^-^*)



*〜*〜* 目次 *〜*〜*

特集……今日からできる!ペット防災
特集……防災に役立つ♪便利グッズ




 

≪特集≫ 今日からできる!ペット防災

  猫と避難
   

災害が起こったら・・・
 災害が起こって避難しなければならないとき、どのように行動するか考えていますか?おそらく、「非常用持ち出し袋を持って、家族が全員いるか確認して、ブレーカーを切りガスの元栓を閉めて避難する」といったシミュレーションが頭の中に思い浮かぶことでしょう。

 では、避難した後、ペットがどうなるのか考えたことはありますか?と聞かれたら、どうでしょうか。

 動物愛護管理法を管轄する環境省は、2013年に『災害時におけるペットの救護対策ガイドライン』の中で「飼い主とペットが同行避難する」ことを定めました。しかし、避難してきたペットに対する対応は、各自治体・各避難所に任されています。したがって、避難先の指針や状況によっては、ペットを受け入れてもらえないこともあるのです。
 また、大災害が起こると、かかりつけの動物病院が被災することもあり得ます。周囲に頼れる人がいなくなってしまうかもしれない災害時に、大切なペットを守るにはどうしたらよいのか・・・。災害時の「同行避難」について、考えていきましょう。

必ず一緒に避難しましょう
 まずは、必ず一緒に避難することを目指します。今まで人と一緒に生活してきたペットにとって、飼い主とはぐれてしまって突然野生に放たれるということは大変厳しいことで、生きていたとしても二度と会えなくなる可能性が高いのです。(「無事に生きてね」と無責任に外に放してはいけません。鎖につないだり、家の中に閉じ込めたりしたまま放置する行為は言語道断です。)
 また、自分自身の無事も大切にしましょう。「自分の命に代えても守りたい!」とペットの安全ばかりに気を取られていたために怪我を負い、結果的にペットの命や生活を守ることができなくなってしまうことも考えられます。

避難所での生活を考えてみましょう
 では、避難した後、避難所での生活はどのようになるのでしょうか。
@避難所はペットを受け入れているか
 2013年に環境省によりガイドラインがつくられましたが、ペットの同行避難に関するマニュアル・ルールの策定ができていない自治体も多数あります。避難所がペット受け入れ不可の場合、避難所運営の中心人物と話してペット用のスペースを確保してもらえるよう説得するか、諦めて他の避難所を探すといった選択肢が考えられます。
A避難所におけるペットの生活
 ペットを受け入れている避難所といっても、ペットの置かれる環境はさまざまです。飼い主とペットが一緒に生活できるところ、ペット専用のスペースで飼育されるところ、人とは別にペット専用の部屋で飼育されるところ、屋根のある屋外のペット専用スペースで飼育されるところ、屋根のないペット専用スペースがつくられるところ、車内飼育のみ可能なところなどがあります。いずれにせよ、普段と違う環境は、ペットにとってストレスとなり、ストレスは無駄吠えやケガなどの原因にもなります。大好きなおもちゃやおやつを与えたり、ペットのニオイがついたタオルなどを用意してあげたり、キャリーやケージを覆ってあげたりして、リラックスさせる工夫をしましょう。
B周囲の人への気配り
 忘れてはならないのが、周囲には動物が苦手だったり、アレルギーをもっていたりする人がいる可能性もあるということです。また、動物に対して抵抗がない人であっても、ストレスに晒される避難所の中では、ペットが動き回ったり鳴いたりする物音や、特有のニオイなどが気になってしまうこともあります。他の飼い主さんと協力して、ペットと人が共に生活しやすい環境を整えていくことが大切です。

  ハーネスやリードを着けてキャリーの中へ
   
避難の方法
 災害が起こってパニックになるのは、動物も同じ。ペットが驚いて逃げ、隠れてしまうこともあります。お気に入りのおもちゃや、おやつで誘いながら、避難の用意をします。もし、余裕があれば、犬に限らず猫やウサギも、ハーネスとリードを着けて、キャリーに入れましょう。避難所などでキャリーを開けた時の飛び出し防止になります。

災害に備えて
持ち物チェックリスト
  避難時の持ち物
   
 □ペットフード(最低でも3日分)
 □水(硬度が低めのもの)
 □常備薬
災害時のストレスで食欲が無くなってしまうことも。日頃から慣れているフードがあると好ましいようです。

 □トイレ用品
 □リード、ハーネスや首輪
 □キャリーやケージ
 □迷子札
 □お手入れ用品
 □おもちゃ
 周囲に対して配慮するため、ペットのストレスを軽減するためのグッズを用意します。
 キャリーは、何かが落ちてきても大丈夫なハードなものだと、避難所で重ねて飼育されるときに困らないため無難です。しかし、体力等の問題で、ハードなキャリーの持ち運びが困難な場合は、ソフトタイプのものを利用することも一つの手です。
 また、犬の場合は「狂犬病予防法」によって、迷子札の代わりとなる鑑札と、狂犬病予防接種済みの証となる注射済票の2つを装着することが義務付けられています。

事前に準備しておきたいこと
 避難中や避難先でおりこうにしていられる子だと、周りの協力も得やすくなります。普段から、キャリーを嫌がらず、決まったところでトイレをするようにしつけをしたり、慣れさせたりしておくことも大切です。
 また、災害にはぐれてしまうケースがとても多いため、避難後に探しに行けるよう、家族と一緒に写った写真や、ポスターを事前に用意しておくとよいでしょう。ペットには、迷子札を着けさせるだけではなく、マイクロチップを装着しておくと非常に有効です。過去の災害時には、飼い主とはぐれて痩せ細り、首輪が抜けてしまったために判別が難しくなったこともあったそうです。


≪特集≫ 防災に役立つ♪便利グッズ

  非常持ち出し袋
   
 「ペットとの同行避難が大切だと分かったけれど、災害に備えて何を準備していいかわからない・・・」という方のために!もしもの時に便利なグッズをご紹介いたします♪

避難するときにおすすめ
 避難時に便利そうな一番左の避難ジャケットは、衝撃や雨などからペットを守るジャケットです。最低限の避難グッズが入るポケット付き!
 真ん中のキャリーは、ケージにもなる優れモノ!災害時だけでなく、普段のお出かけでも使えます♪
 右の防災セットは、テントの付いた防災セット。外で飼育しなければならない状況で、ペットを少しでも雨風から守りたい方にオススメです。

避難中 避難中・避難後 避難後
防災用品1 防災用品2 防災用品3
《おやごころシリーズ》避難ジャケット 《アイリスオーヤマ》2WAYペットキャリーTPC-920 《LOGOS(ロゴス)》PET 防災セット LPLL-0016
災害時に必要なあらゆる機能がそろい、担架にもなります。 キャリーとしても、ケージとしても使えます! 防災グッズやペット用テント


ペットと一緒にいないときにおすすめ
 災害が起こった時に、必ずしもペットと一緒に居るとは限りません。 いわゆる「帰宅難民」になることも考えられます。家にいるペットは無事なんだろうか、怖がっていないだろうかなどと心配になってしまいますよね・・・。
 
 
 そんなときにオススメなのが、安心ペットモニター「リモカ」です。大きな災害が起こると、電話回線が一気に混み合ってなかなか連絡をとることができず、ますます不安になってしまうのですが、「リモカ」は、インターネットさえ通じれば大丈夫!お家であなたの帰りを待つペットたちの様子を見て声をかけてあげることができます。すぐに家に帰ることができなくても、ペットの顔を見れば不安も多少和らぐのではないでしょうか。スマホで遠隔操作できるおやつポケット付きの「リモカスタンダード」「リモカ2」なら、外出先から多少の餌をあげることができ、また自動給水器も付いているため、さらにオススメです。
 リモカSの詳細はこちら≫
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編集後記

 
   
 
 
今まであまり考えたことがありませんでしたが、自分だけでなくペットの防災グッズを持って、ペットを連れて避難するとなると、とっても大変そうです・・・!持ち物を厳選して、しっかりシミュレーションをしておきたいですね(´-ω-`)   (編集部員 リカより)



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 中央システム技研株式会社 リモカマガジン編集部